SNSのビジネス活用、私がラジオパーソナリティをお手本にした理由〜NSTのFMポート閉局ドキュメンタリーを見て気付いたこと〜
一昨日と昨日、SNSをビジネスに活用する時の、コツのようなものをお伝えしてきました。
その中で「ラジオパーソナリティの発信のスタンスが、SNSをビジネス活用する上での理想形に近い」と思ったという話が出てきたと思います。その理由は
- テレビアナウンサーよりも親しみやすいから
- 初めて聞いた人にもわかる伝え方をしているから
という2点しかお伝えしていなかったのですが、昨日夕方「新潟総合テレビ(NST)」さんの夕方のニュース番組「Newsタッチ」の中で放送された、FMポート閉局ドキュメンタリー、松本愛さんがパーソナリティを務める番組「ナイトアイ」の最終回に密着したVTRを見て、「あぁ!これだわ!!」と気付いた、もっと大きな理由をお伝えします。(NSTさんありがとうございます!)
今日は、私が2016年の夏にSNSをビジネス利用し始めてから得た、経験上の知恵をまとめていく「SNSビジネス活用のコツ」シリーズです。
1. 社会心理学者が語るラジオの魅力(特性)
放送されたドキュメンタリーは、FMポートの日曜夜の番組「ナイトアイ」の最終回に密着したものでした。この「ナイトアイ」には毎回「愛の保健室」というコーナーがあって、リスナーから寄せられたお悩みにパーソナリティの松本愛さんと一緒に、新潟青陵大学大学院の社会心理学者、碓井真史教授が答えてらっしゃいました。
いつもは電話出演なのですが、最終回だった6月28日は、先生もスタジオにいらっしゃったそうです。(このコーナーを担当して14年。先生も感慨深かったでしょうね…)
そんな先生が語る「ラジオの魅力」にハッとしました。
テレビはどうしても
“お茶の間の皆さんへ”だけど
ラジオは
“ラジオの前のアナタへ”と届くし
映像が見れないだけに
色んな想像ができて心がつながっていく
この後先生は「ラジオは癒しのメディアだなぁ、と思いますね」と締め括りました。
これが、私が2016年に自分のSNSをビジネス利用に切り替えた際、「ラジオパーソナリティさんの発信スタンスが理想形に近い」と感じた原因なんだと思います。
「投稿を見ているアタナへ」届く発信を、ラジオパーソナリティさんはしているから。ラジオがそういう媒体だから。私のSNSもそういう媒体にしたい。…と思ったんだろうなぁ。笑
2. ラジオの距離感と公共性はSNSに似ている
碓井先生が仰ったように、「ラジオの前のアナタへ」という距離感・親しみやすさは、SNSをビジネス活用しようとする時にも必要です。距離感を感じる発信をしていたら、そこに込めたメッセージも受け取ってもらいにくいですし、いざという時、気軽に声をかけてもらえないから。
一方で、ラジオは不特定多数の人が聞く、公共性の高いメディアです。SNSも同じですよね?基本的には、世界中の人が見ることができる、公共性の高いツール・メディアです。
結局はこの距離感と公共性のバランスなんだと思います。このバランスの取り方が、FMポートのパーソナリティさんは上手だった。いつ聞いても、皆さんが伝えてくださる情報は、ラジオの前の私へ届いていたし、碓井先生の仰る通り「映像が見れないだけに、色んな想像ができて、心がつながって」いきました。
「想像」って能動的な動きですもんね。人は能動的に動くと「自分事」になりやすい。だからこんなにもFMポートを身近に感じている、私のような人が多いんでしょうね。(Twitterを見てたら「身内を亡くしたような虚無感」と表現されている方もいました。…わっかる。←遠藤麻理さん風。笑)
だからSNSをビジネスに活用する時も、ラジオのような距離感と公共性のバランスを保って発信するのがいい!と思った……んでしょうね、無意識に、2016年夏の私は。笑
3. SNSで発信する時は、目の前にマイクがあると思って
「ラジオの前のアナタへ」は、そのメッセージを届けたい人=ターゲット=私のことを知り「ソミヤと仕事がしたい」と思って欲しい人。その人イメージしながら、公共の電波で話をするように発信をする。
それがSNSをビジネス活用する際にピッタリな感覚だと思います。少なくとも私はそうしてきました。
目の前に、ラジオ局のマイクがあると思えばいいわけですよね?
4. そして私は完全な #fmportロス
このブログ、サラッと書いて寝ようと思ったんです、昨日の12時に。でも気付いたら、Twitterで「#fmport 」のタグをたどって読み漁り、また停波の瞬間の音を何度も聞いて何度も泣き、昨日録画したNSTの松本愛さんも何度も見て何度も泣き、そして今、朝の4:30です。笑
完全にロスです。
仕方ないな。こういうのは仕方ないやつです。受け入れるしかない、私はロス中。#fmportロス なう!
あぁ…
うぅ…
いや!!
なんとかなる!
なるようになる!
なんとでもなる!
松本愛さん、ありがとう。
ありがとう、FMポート。
今日お伝えしたいことは、以上です。
ではまた明日。