JRさんとアヴァンギャルドな住人(大地の芸術祭 2024レポートその1)
気付けば「来週末で会期終わりじゃん!!」と焦り、この三連休で遅ればせながらモーレツアピール投稿します「大地の芸術祭」(笑)。
我が夫婦は第2回のトリエンナーレから通っている、3年に一度のお楽しみ。展開エリアが馬鹿みたいに広くて、作品に出会うまでの道中が冒険のようで楽しく、子どもたちも毎回楽しんでくれています。
「どの作品が1番良かった?」と話しながら帰るのも楽しいのですが、今回は我が家4人、全会一致でコチラ…
【D320】黄金の遊戯場
まつだい駅から徒歩10分、松代商店街の一角の路地を少し入ったところにある、外見は普通の木造のおうちで、「えっと…ここ?だよね?のぼりも立ってるしね」と夫婦で話しながら、恐るおそる玄関の扉を開けました。すると…
キレイに整えられた土間に、
とっても真面目そうな、
おじさん、ひとり。
胸には「JR東日本」のロゴ。
「えっと、ここ、作品、で良いです、か?」
と、私。
「そうですそうです!帰りにはお土産も用意してますよ…」
と、おじさん。
「(ん?お土産?)あの、JRさん…なんですか?」
と、私。
「そうなんです。ちょっとお手伝いで…」
と、おじさん。
明らかに、芸術祭慣れしていない感じ。
ひしひしと伝わる、借りてきた猫感。笑
大地の芸術祭の各作品には、「こへび隊」と呼ばれる、地域の方や学生さんが受付や案内としていてくださるのですが(たまに作者もいる)、JRの社員さんは初めてのパターンだったので、つい聞いてしまいました。たぶん、JR東日本の発電所が十日町にあるから、「地域枠」のお手伝いなんだと思います。
「(お土産ってなんだ?)」と思いつつ、「こちらが入口です」と、おじさんが案内してくれた扉を開けると…
いやいやいや、さっきの受付のおじさんの雰囲気から、これは無いやろ…!!!とツッコミを入れてしまうほどのギャップ。明らかにヤバイ空間。誰の家?マフィアの隠れ家?絶対ここの住人、頭おかしい(←褒めてる)。
家丸ごと、ゲームオタク系マフィアの秘密基地。実際に麻雀ができたり…
魚釣りができたり(家の中に池がありました)、インベーダーゲームやパックマンでも遊べました。
帰りにおじさんがくれた「お土産」は、笹川流れの塩を使った、キャラメルケーキ。とっても美味しかったです。調べたらJR東日本さん、十日町にお菓子の工房もあるんですね。そこで作られたケーキでした。
もう、私は、この、真面目を絵に描いたようなJRのおじさんと作品のぶっ飛び具合とのギャップが面白すぎて、思い出すたびににやけてしまいます。
まず、あのおじさんが受付にいてくださったのが最高。おじさん含めて良い作品でした。敬意を込めて、この作品に名を付けるなら、【JRさんとアヴァンギャルドな住人】(笑)。
こんな風に、ガイドブックには載っていない、予期せぬ人との出会いが楽しめるのも、大地の芸術祭の楽しいところです。
ちなみにこのトイレも、実際に使えるそうですよー。(使う勇気出なかったけど。笑)
ご興味を持っていただけたら、新潟県民として嬉しいです(私は県民になる前からのファンだけど)。今年行けない方は、次、3年後、2027年に〜!
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