急に成長する
思い返せば、二足歩行も、発話も、急な印象が強い。子どもは急に成長する。いつの間に?と驚く。特に内面的・精神的な成長の方が、急な変化に驚くことが多いような気がします。
今小5の息子で言うと、2〜3歳の頃。何を言っても「いやだ」としか言わなかった彼が、ある日突然、私の話に「うんうん」と相づちを打った。あの時の感動は、たぶん一生忘れない。笑
(;o;)<イマ、アイヅチウッテタ…
一方、今春中学生になった娘は、息子とはまた違って、超マイペース。なので、あまり変化に富んだ方ではなく、淡々と生きている印象でした。
特に私たち親を困らせることもなく、むしろ新人母親だった私の不徳を、全て彼女の大らかさや優しさでカバーしてくれたように思います。
(^.^)<キニシナクテイイヨー
そんな娘に、唯一、私が本気で何度も「それだけは変えた方がいい」と言い続けたことがあります。
それは「ありがとう」がスッと出ないこと。
私に「ありがとうは?」と促されて「あ、ありがとう」と言うことが長らく続いていました。
理由を尋ねると「ありがとう、とは思っている。でも、本当は欲しくないのかもとか、それじゃない方がいいのかもとか、いろいろ考えてしまう」とのことだったので、「それは後で考えればいい。まずは何かしてもらった事に対してお礼を言いなさい」と、しつこく、小学校低学年から高学年まで言い続けてきました。
(°.°)<ア,アリガトウ
でも、なかなか、直らない。
「あぁ、このままなのかなぁ。悪気はないのはわかるんだけど、このままじゃ、損するよなぁ…」と思っていたのですが、あれは確か6年生の夏、急に「ありがとう」を言ってくれるようになりました。
初めは分かりやすく、努力して言っているのが分かったので「何かあったの?最近すごく“ありがとう”って言ってくれるよね?」と尋ねると、「いや、もうすぐ、中学生になるから、こういうこと、ちゃんとしておかなきゃな、と思って」と。
( ゚д゚) …
わー!自分で自分を変えてきた!!
さすが!!マイペース娘!!
自分は自分でコントロール!!
…と、ひとしきり感心し「自分で意識して自分を変えられるってすごい事だよ!すごいね!エライね!」とベタ褒め。その後、更に彼女の自己変革は進み、好き嫌いを始めとする感情や自分の考えをどんどんと表に出すようになりました。淡々とした印象だった彼女が、変化に富んだ印象に変わりました。
そして最後、この大きな彼女の変化の全てを物語ったのが、この書。卒業式の直前に、学校で書いて持って帰ってきたものです。

「大切にしたい言葉・漢字を書きなさいって言われた。誰かの名言でもいいし、自分で考えた言葉でもいいって言われたから、私は自分で考えた」と。
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思うだけじゃ何も変わらない
その思いを行動に表せ
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これを見た瞬間、ぞくぞくっと鳥肌が立つような感覚がありました。
この言葉は、問題意識を持った彼女が自分自身に言い聞かせる言葉であり、長年「なんで…?」と悩み続けた私に対して、「それは単に、思いを上手く表せなかっただけ」と教えてくれる言葉だったから。しかも「そうか、結局、私が伝えなきゃいけなかったのは、こっちじゃん。こういうことじゃん!」と反省まで促されました(苦笑)。
すごいなー。なんか、親から言われたことを、自分の中で昇華させて、自分のものにして出してきた感じ。
親バカですが、そんなこんなで、昔から娘には頭が上がりません。尊敬の念さえ抱いています。
そして、そんな娘が卒業式当日にくれた手紙には…
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好きなことを
仕事にして生きてるママは、
私の理想の人です。
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と書いてありました。
…
…
…
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(T ^ T)
…
ありがとう。私もあなたが好きなことを仕事にして生きていけるよう、全力で応援します!!
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