形あるもの
みんなやっぱり「形あるもの」に引っ張られちゃうんですよね。その商品の価値は、それをそのレベルまでに仕上げた「目に見えないもの」にある。他ではこんなにふっくら仕上げられない。他ではこんなシンプルな材料で作れない。他ではこんなに優しい味にできない。それ全部「目に見えないもの」が作ってる。…んだけど、それを「目に見えるもの」=「形あるもの」にしないと伝わらない。
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デザインも言語化も「形あるもの」の1つなんですよね。人は言葉にして初めて、その存在を認識し、第三者に伝えることができるので(「リンゴ」という言葉によって、私たちは「赤くて丸い果物」を「リンゴ」という食べ物だと認識し、第三者とも共通認識が持てる)、言葉になっていないものを言葉にする=言語化することはとても大切。
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消費者が感じる価値は、目に見えない、作り手のこだわりや、諦めない気持ち、ノウハウ、技術…だったりするかもしれないのに、それを伝えずに「原材料がこだわって作られていること」に根拠を求めちゃう。それは原材料の価値であって、仕上がった商品の価値の一部でしかない。すごく勿体無いと思って、思わず語気を強めて「(原材料じゃなくて、仕上がったものに)自信持っていいですよ!」と言ってしまった、昨日の商品開発会議での一幕。苦笑
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改めて、これも私の仕事だなと思いました。作り手にとっては当たり前になっていることも、「それすごいことですよ!」って伝えて、自信をもって消費者に伝える。私はそのお手伝いをしてる。デザインも言葉も、そのためのツールなんだわ。
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この写真は、先日奈良の実家に帰った時に咲いていた桜。周りのソメイヨシノはまだつぼみでしたが、これだけは満開。根元には「ハワイ桜」って書いてあったんだけど、調べても出てこず。桜じゃないのかな…?桜なのかな…?笑。いずれにせよ、今年は近年珍しい遅咲きなので、桜っぽいものが見れて嬉しかったです。
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(実家の神社は桜の名所でもあるので、家を出てからずっと「桜の時期に帰りたい」と思いつつ、帰れずじまいなんです…)
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