必然から生まれる優しさ
私のお仕事では、どなたかのお話をじっくりと伺う取材が多いのですが、取材の後半や、もしくは取材の帰り道や帰った後で、「あぁ、あの時、こう仰ったのはこういうことか!」「あの表情は、そう意味か!」と、ひとり膝を打つ瞬間がよくあります。
いやいや、その場で気付きなさいよ…とも思うのですが、取材中は取材中で脳みそフル回転、終わったらグッタリなので、これが私の限界なんだと思います(笑)
この膝を打つ瞬間を呼び起こす「取材内容の反芻」は、だいたいいつも帰りの車の中から始まります。
これがまた楽しい。
取材中は考える余裕がなかった深い部分まで想いを巡らせることができるから、いろんなことが繋がってより深く相手を理解できる気がするし、それを「こういうことかな…」と思ってまとめた記事をご確認いただいて、「その通りです」と言っていただけた時には全てが繋がってスッキリ!
特にこちらの酪農家さんの時は、その「スッキリ!」を飛び越えた感動と衝撃が。ご確認後に頂いたメールには、「事実で本当のことしか書かれていないのに、書いていただいた私たちまで優しい気持ちになるような内容でした」とあり、嬉しかった…。
事実から逸脱はしない。けれど、取材時には明確になっていなかったものを言葉にして提示する。もしくは、私が感じたものを言葉にして補完する。そしてそれらが、相手の気持ちにしっかりと寄り添っている。これらを全て叶えられた証拠のお返事だったから。
この時、1番膝を打ったのは、酪農には「必然から生まれる優しさ」があるということ。
もちろん全ての酪農家さんに当てはまるものではないのかもしれないけれど、間違いなくこの坂井さんの牧場にはある。それが順を追って最後に分かった時、私の周りを明るい光が包み込んで、なんとも幸せな気持ちになったのを覚えています。
この「必然」ってなんだと思います?ぜひ読んでみてください。
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